大麻は体に悪いのか?今、大麻が注目されているワケ

大麻と聞くと、どんなイメージをお持ちでしょうか? 覚せい剤やヘロイン、コカインなどと同じ違法な薬物の1つとして「ダメ、絶対」「一度やったら廃人になる」といった印象が強いかもしれません。

特に日本では、大麻が話題に上ること自体少なく、多くの方が大麻についての知識を持ち合わせていないのが現状です。

日本ではそんなダークなイメージのある大麻ですが、世界各国では大麻に対する印象が変わりつつあります。

医療大麻が合法化される国が急速に増え、カナダやグアムなど嗜好目的の大麻が解禁される地域も出てきました。

規制が緩くなり手に入りやすく身近な存在となっている大麻ですが、摂取しても身体に悪影響はないのでしょうか。また、大麻のどのような効能が人々の注目を集めているのでしょうか。詳しく説明していきます。

大麻=違法薬物という認識は変わりつつある?

実は2000年以降各国で進む医療大麻合法化の流れに伴い、大麻が危険な薬物だという、かつての認識が変化しつつあります。日本ではなかなか実感するのが難しいですが、日本と世界各国での大麻を取り巻く現状について詳しくみていきましょう。

日本での大麻の所持・使用は違法

もともと大麻は日本では縄文時代から親しまれている植物で、繊維や薬として使用されてきました。それはアメリカやイギリス、西洋でも同じで、1800年代までは大麻由来の医薬品が鎮痛剤や鎮静剤として普通に処方されていました。

しかし、1925年に万国阿片条約の補足で国家間の大麻の流通や使用が制限され、1961年には国内での流通や生産、所持も規制対象となり、日本でも太平洋戦争の後GHQによって規制薬物とされ大麻取締法が制定されました。

日本では、国内および国外での大麻の所持・譲渡・譲受・栽培はたとえ医療目的であっても違法となり、懲役刑となります。個人使用目的での所持の場合は5年以下の懲役と定められています。

世界的には大麻は合法化の流れ

日本では、大麻は依然として危険なドラックのままで規制も厳しいですが、世界各国では医療大麻、ひいては嗜好大麻の解禁も進んでいます。

最近では2015年にジャマイカ、2016年にメキシコ、ブラジル、2017年にペルー、ドイツ、2018年にデンマーク、ギリシャ、タイ、韓国が医療大麻を合法化しています。

嗜好大麻については、2018年にはカナダがG7の中で初めて国家として解禁し話題となりました。2019年にはアメリカのグアム島・サイパン島でも解禁となっています。

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WHO(世界保健機関)が大麻の安全性を認める

医療大麻の解禁の流れは、WHOが大麻の安全性を認めたことも大きな後押しとなっています。WHOは、すでに世界中で数百万人が様々な疾患を抑えるために大麻を使用していることを指摘し、大麻は「比較的安全な薬物である」と宣言しました。

またこれまで世界各国での大麻規制のきっかけとなった万国阿片条約・麻薬に関する単一条約も、科学的証拠が十分でなかったとして2016年より条約の見直しが行われており、世界各国で大麻に対する見方が変わる大きな転換期を迎えています。

大麻は体に悪い?

今や大麻はWHOも安全性を認め医療用としても使用されていますが、大麻といえば身体に良くないという印象がありますよね。日本は特に、一度手を出したら心身がボロボロになるというイメージすらあります。

本当に身体に悪影響はないのでしょうか。実際のところどうなのか詳しくみていきましょう。

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大麻摂取後に起こりうる脳への影響

大麻草の植物成分カンナビノイドは、脳の受容体に作用する成分を含んでいるため、大麻を摂取すると心身に様々な変化が現れます。代表的なものとして、以下のような症状が挙げられます。

リラックスと多幸感

大麻摂取の効果として一番代表的なのがリラックス作用ではないでしょうか。これは大麻草カンナビノイドが脳内の快楽や喜びを司る神経物質であるドーパミンに影響を与えるために起こります。大麻には筋弛緩作用もあり、筋肉の緊張が解け身体の力が抜けて心地よくなります。そのまま眠ってしまうこともあります。

精神的にも不安やストレスが緩和され、心が落ち着くという効能があります。また大麻を摂取すると多幸感に包まれるのも特徴です。生きている喜びや、周囲の人への感謝で心が満たされ、幸せでいっぱいになります。このように気持ちを穏やかにさせる作用があるため、医療大麻が合法の国では抗うつ剤や抗不安薬の代わりに処方されることもあります。

食欲増進

大麻には、食欲を大幅に増進させる作用があります。これは大麻草カンナビノイドが、満腹を感じて過食を防止する働きを持つ神経細胞に影響を与え、食欲を増進させる神経伝達物質エンドルフィンを放出させるために起こります。そのため、満腹だった人もお腹が空いて空いて仕方がなくなります。この状態は「マンチーズ」と呼ばれます。

特徴としては、ハンバーガーやポテトなどの油っぽいものやこってりしたスイーツなどが食べたくなり、また何を食べても美味しく感じます。嫌いな食べ物も食べられるようになったり、普段は小食の人も大量に食べてしまったりします。

このような大麻の食欲増進効果は医療目的でも利用されており、吐き気などでなかなか食欲が湧かないHIV感染者の方や末期がんの患者さんに処方されています。

記憶への影響

動物実験でも臨床試験でも、大麻を摂取すると一時的な記憶力の低下がみられています。これは大麻草カンナビノイドが記憶を司る海馬に影響を与え、海馬が一時的に損傷された状態になるためです。ですが、あくまでも一時的な症状で、体内からTHCが代謝されていくのにつれて消えていき通常の状態に戻ります。

大麻による記憶力の低下については研究も行われており、2002年の実験では、大麻を使用した被験者と使用していない被験者をくらべて、大麻を使用した被験者は大麻使用後7日以内は記憶力の減退がみられたものの、28日後までには大麻を使用していない被検者との違いはみられなくなりました。記憶力の低下に長期的な影響はないと考えられます。

また、一時的な記憶力の低下がみられるのは、大麻を摂取すると時間感覚が変化することも理由の一つと考えられます。時間の流れがとてもゆっくりになるので、何かしようと思って移動したけれど、移動したら何をしようとしたか忘れてしまったり、会話中、今さっき話していたことを忘れてしまったりします。反対に、時間が過ぎるのがとても速く感じることもあります。

大麻は大量に摂取したり、精神的に不安定な状態で摂取するとパニック状態になってしまったりすることもありますが、適量を摂取する分には身体にも心にも深刻な悪影響はないといえます。

大麻がもたらす依存性のホント

では、次に大麻の依存性についてみていきたいと思います。薬物は一度やったらやめられないというイメージがありますが、これは大麻にも当てはまるのでしょうか?

タバコやアルコールと比較した大麻の依存性

大麻の依存性についてはWHOもレポートを発表しており「大麻に習慣性は認められず、CBDやTHCはいわゆる指定薬物(麻薬)の範疇には入らない」と示しています。また1994年のアメリカ国立薬物乱用研究所(NIDA)の評価によると、依存性の強さはニコチン・アルコール・カフェイン・大麻の順とのことです。

カフェインの依存性より弱いとするとイメージしやすいですね。確かにカフェインには中毒性があり、コーヒーを例にすると、コーヒーを飲まないと頭が冴えない、なんとなく調子が出ずにコーヒーが飲みたくてたまらなくなるといったことはよくあると思います。

けれどこの中毒性はタバコよりは明らかに低いです。タバコは吸いたくて吸いたくてタバコのことばかり考えてしまう、といった状態に簡単に陥りますが、カフェインにはそこまでの依存性はありません。

大麻の依存性はカフェインよりも低いとすると、服用しても中毒になる心配はほぼないといえるのではないでしょうか。

10代での大麻摂取はかなりの影響を及ぼす

大麻には身体への深刻な悪影響や依存性はないと分かりましたが、摂取する人が10代の場合は話が異なります。10代は脳がまだ発達段階にあるため、大麻に含まれる化学物質によって脳が変化してしまう危険性があります。具体的にどのような影響を及ぼすのか、詳しく説明していきます。

脳の学習機能への影響

アメリカで行われた研究で、10代の若者が大麻を常習すると知能が永続的に低下するおそれがあるという結果が出ています。

この研究は、10代で大麻を始め20~30代にも使用していたグループ、成人してから大麻を使用し始めたグループ、一度も大麻を吸引したことがないグループに分けて全員に13歳と38歳のときに行ったIQ検査の結果を比較したものです。

通常IQは年をとっても変わらないはずなのに、10代で大麻吸引を始め20~30代にも常習を続けた人では、IQが大きく低下しているという衝撃的な結果が出ました。

一方、大麻を一度も吸引したことのない被験者のIQは、13歳から38歳までに1%未満とごくわずかながら高くなっており、成人してから大麻吸引を始めた常習者にはIQの低下はみられませんでした。

10代で大麻服用を始めた被験者たちのIQ低下の原因に教育環境や喫煙、アルコールの乱用といった別の要因は見当たらないため、10代から大麻を始めると脳の成長過程が阻害され学習機能に深刻なダメージが生じると推測されます。

また、 脳へのダメージだけでなく大麻を常用する10代の学生は、成績が劣りがちで、高校を中退しやすいというデータもあります。環境的な要因も大きいと考えられますが、大麻は10代の学習能力に良くない影響を及ぼします。

精神病を引き起こしやすくなる

イギリスとカナダの大学の共同研究で、10代で大麻を吸っていると成人後のうつ病の発症リスクが、吸っていない人にくらべて約4割も高く、自殺のリスクも3倍以上も高くなることが分かりました。うつ病だけでなく不安や抑うつ、統合失調症の発生率も高めます。

これは、大麻の化学物質が青年期の発達段階にある脳の感情や自律神経を司る部分に影響を与えるためと考えられています。

10代の場合は依存のしやすさが成人の2倍?

大麻を10代の頃から使い始め毎日摂取すると、依存症になる危険が非常に高くなります。国立ドラッグ乱用研究所によると、10代から摂取を始めた人の17%、毎日使用する人の20〜50%が大麻の依存症になるそうです。

大麻の依存性はカフェインよりも低いと発表されていますが、10代の場合大麻への依存のしやすさは成人の2倍といわれています。

また、10代で大麻を経験した人はアルコールや大麻以外の薬物にも依存するリスクが未経験者より高いともいわれています。

大麻は「ゲートオブドラッグ」ともいわれ初めてのドラッグとして若者が触れやすい傾向にあります。大麻がきっかけとなって、その後覚せい剤やヘロイン、コカインなどの依存性の高いドラッグにも手を出してしまうケースが多くみられており、10代での大麻使用には厳重な注意が必要です。

医療用大麻としての注目

ここまで嗜好目的での大麻が心身に与える影響についてご説明してきましたが、ここからは医療用の大麻について詳しくみていきたいと思います。

長らく世界中で大麻が規制されていましたが、医療目的での使用許可を望む声やWHOで大麻の安全性を認めるレポートが出されたことなどから、医療大麻を合法化する国が急速に増え、アジアでも2018年に韓国が医療大麻を解禁しました。

解禁に伴い、大麻に関する研究も多く行われるようになり、今後の医療の発展に大麻がどう関わってくるのか注目を浴びています。

米国では28州で医療用大麻が合法

アメリカでは1996年にカリフォルニア州で解禁されたのを皮切りに合法化する州が増え、現在は全50州中の内首都ワシントンDCと28州医療大麻が合法となっています。また、ワシントンDCと9州、グアムでは嗜好用の大麻も合法化されています。

医療大麻を解禁している州

ワシントン州、オレゴン州、ネバダ州、カリフォルニア州、ユタ州、アリゾナ州、モンタナ州、ニューメキシコ州、コロラド州、ノースダコタ州、オクラホマ州、ミネソタ州、ミズーリ州、アーカンサス州、ルイジアナ州、フロリダ州、ミシガン州、オハイオ州、ウエストバージニア州、ペンシルベニア州、ニューヨーク州、デラウェア州、ニュージャージー州、コネチカット州、マサチューセッツ州、バーモント州、ニューハンプシャー州、メイン州

嗜好大麻を解禁している州と地域

アラスカ州、ニューハンプシャー州、バーモント州、メイン州、マサチューセッツ州、ネバダ州、オレゴン州、ワシントン州、ミシガン州、ワシントンD.C.、北マリアナ諸島(グアム・サイパン)

英国でも医療用大麻の処方が可能に

2018年にはイギリスでも医療大麻が解禁されました。重いてんかん発作の症状を抱える少年が医療大麻が合法なカナダから大麻由来の医薬品を輸入しようとしてイギリスの空港で押収され、その後重篤な発作を起こしてしまった事件が話題となって世論を動かし、解禁される運びとなりました。

ヨーロッパではイギリスの他にもポルトガル、ドイツ、スイス、フィンランド、イタリアなどで医療大麻が解禁されています。

医療用大麻は日本では違法。ただしCBDはOK

医療大麻を解禁する国が急増する中、日本ではいまだに大麻に対する違法薬物という認識は変わらず、日常では大麻に関する情報に触れることもないのが現状です。

そのため、日本では依然として医療大麻の恩恵は受けられませんが、大麻草からCBDだけを抽出したCBD製品なら合法に使うことができます。最後に、CBDについてご説明します。

大麻の茎と種から抽出されるオイル

CBDはカンナビジオールの略称で、100種類以上ある大麻草の植物成分カンナビノイドの一つです。CBDは大麻草の中でも種と茎から抽出する成分で、大麻取締法では大麻草の種と茎を使った製品の所持や譲受は禁止されていないため、日本でも合法に使用することができます。

CBDオイルは、CBDを産業用大麻から抽出しオリーブオイルやMTCオイルなどの食用油に溶かしたもので、健康食品として流通しており気軽に手に入れることができます。

ちなみにCBDと同じ大麻草カンナビノイドの1つであるTHCは大麻草の葉、花、穂からとれる成分で、大麻取締法では大麻草の葉、花、穂を使った製品は規制対象のため、THCを含んだ製品は日本では違法となります。医療大麻にはTHCとCBDが両方含まれているため、日本では医療大麻は違法とされています。

CBDの様々な効能

CBDは医療効果の高い成分で、心身へ様々な効能をもたらします。具体的には、以下のような症状を改善します。

・慢性痛の緩和
・不眠の改善
・ストレスや不安の軽減
・リラックス効果

また、まだ研究段階ですがCBDは身近な不調だけでなく100以上の疾患の改善や治癒に効果を発揮するといわれています。CBDが恩恵をもたらすと考えられる疾患には以下のようなものがあります。

・がん
・白血病
・HIV
・てんかん
・ぜんそく
・睡眠時無呼吸症候群
・ナルコレプシー
・うつ病
・パニック障害
・アルツハイマー病
・糖尿病
・関節リウマチ

医療大麻の解禁に伴って大麻が注目を浴びるようになり、CBDに関する研究もさかんに行われるようになりました。CBDの医療効果が科学的に実証され、CBDが重い病気に苦しむ方の助けとなる日が来るのも近いかもしれません。

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CBDの摂取方法

最後に、CBDの具体的な摂取方法について簡単に触れておきます。

CBDオイルは、通常小さなビンに入って販売されておりスポイトでとって口に垂らして服用します。そのまま飲み込んでしまうと、腸から成分が吸収されるまでに1時間以上かかってしまうため、舌の下に垂らして1分ほどとどめておき毛細血管から吸収させる舌下摂取が即効性が高くおすすめです。

同じCBDオイルでもCBDオイルがカプセル状になっていてサプリのように服用するタイプもあります。オイルの他には、ヴェポライザーという道具を使ってCBDリキッドを電子タバコのように喫煙して摂取する方法や、CBDクリームを肌に直接塗るという方法もあります。

それぞれ効果を感じるまでの時間や効果の持続時間、また摂取のしやすさや価格などにも違いがあるため、使用目的によって使い分けるのもおすすめです。CBDの人気が高まるのに伴ない日本でも様々な商品が流通していますので、ぜひチェックしてみてください。

まとめ

大麻が身体に与える影響と世界各国での医療大麻解禁の状況、そしてCBDについて説明してまいりましたが、いかがでしたでしょうか。

最後にもう一度まとめてみましょう。

・世界各国で大麻についての認識が変わりつつある
・WHOも大麻の安全性を認めるレポートを発表した
・実際のところ、大麻が身体へ与える重大な悪影響は報告されていない
・ただし、10代での大麻摂取は脳に深刻なダメージをもたらすため注意が必要
・2000年以降、各国で医療大麻の解禁も進んでいる
・日本では医療大麻は違法だが、CBD製品なら使うことができる

大麻はこれまでの危険な薬物という印象から、薬に変わって心身の不調を改善してくれる植物というイメージに変わりつつあるようです。

日本では嗜好用はもちろんのこと、医療目的でも大麻の使用は違法ですが、CBD製品を使うことで大麻草の効能を受けることができます。

ちなみにCBDには依存性や精神作用はなく安心して使うことができますので、気になる症状がある方はぜひ一度試してみてください。

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