大麻の依存度は低い!危険と言われている本当の理由

昨今、国内でも大麻に関する検挙事件が増えており、検挙者の中にはプロのアスリートや芸能人なども含まれており、大麻が社会的に話題になる機会が増えました。

こうした事件が起きるたびに、多くのメディアや公的機関は大麻が持つ毒性や中毒性を訴え、「ダメ、ゼッタイ!」という言葉で大麻を危険視する姿勢を貫いています。

しかし一方では、海外では多くの国で大麻の合法化が進み、特に医療目的で大麻が大きな効果を持つことは世界的に認知されつつあります。

国内と海外とでは、およそ大麻に対して真逆のイメージが持たれており、そのせいで大麻それ自体が持つ作用や危険性について、国内で正しく理解されていないのが実情です。

大麻の危険性については数多くの研究・調査が行われており、実際のところ大麻の危険性はタバコやアルコールよりも低いという考えが定着しつつあります。

※当記事は大麻の所持、使用を促す記事ではありません。大麻の所持は法律で禁止されています。

大麻はなぜ危険と言われているのか

国内でよく話題になる大麻の危険性というと、例えば依存性の高さ、使用するとパニックや妄想状態になる、うつや無気力の原因になる、などが挙げられます。

こうした言説の一部は正しいものの、一部は他のドラッグの作用と混同するなどして事実に基づいていない場合もあり、このせいで大麻のポジティブな側面や正確な理解が浸透しにくいという課題があります。

海外で進む大麻合法化や、医療大麻の世界的な浸透、また急成長する大麻ビジネスなど、グローバル規模で大麻が注目されつつある昨今、大麻に対する正しい理解が国内でも必要とされています。

大麻とは

国内では、大麻を含むドラッグ全般の流通量が海外と比べて少ないため、大麻や覚せい剤などのドラッグに関する教育が殆ど行われず、大麻を含むドラッグ=危険薬物というイメージが定着しています。

大麻と他のドラッグとの違いとして、まず大麻は純粋な植物であり、覚せい剤やMDMA(エクスタシー)のような化学物質は一切含まれておらず、100%天然成分から出来ている点が挙げられます。

実際に大麻を使用した際の効用として、多幸感、リラックス感、食欲刺激作用、感覚の鋭敏化など様々ですが、こうした向精神作用は大麻から抽出される「THC(テトラヒドロカンナビノール)」という成分の作用によるものです。

大麻草には数多くの天然成分が含まれており、これらは総称で「カンナビノイド」と呼ばれています。

THCの他に代表的なカンナビノイドとして「CBD(カンナビジオール)」が挙げられ、日本でも合法なCBDはオイルやリキッド、クリームなどの様々なサプリメントとして発売されています。

大麻由来の合法成分「CBD」

大麻の由来の成分であるCBD(シービーディー)。大麻由来と聞くと違法なものなんじゃないかと思うかもしれませんが、CBDは合法です。

各国でも研究が進んでおりますが、CBDには、てんかんやリウマチ、喘息などに効果がある可能性が高いと海外の論文で明らかになっています。

また、快眠できたり、リラックス効果もあるとして日本でも注目されています。

オイルタイプとリキッドタイプがあり、眠れない、ストレスを抱えているといった方は試しに摂取してみると今の状況が改善されるかもしれませんよ。

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大麻が合法の国が増えている理由

米国など、多くの国では近年まで大麻が違法だったにも関わらず、近年とくに米国を中心に大麻を合法化する国が増えているのは理由があります。

大麻を嗜好品として合法化、もしくは規制緩和を行う国の特徴として、既に大麻を含むドラッグ全般がまん延し過ぎているという事実が挙げられます。

NIDA(米国国立薬物乱用研究所)の調査によると、2013年に調査対象となった米国人のうち、12歳以上で大麻を経験したことのある人の率は45.2%に達します。一方の日本では、厚生労働省によると2017年で1.4%、しかも調査対象は15~64歳と広範です。

このように、米国などの国では大麻関連で検挙される人が日本よりも遥かに多く、そのため大麻を合法化・規制緩和して検挙者を減らそうとする目的があります。

また、これらの国ではコカインやヘロインなど、致死率や中毒性が極めて高いハードドラッグのまん延率も高く、これらのドラッグに比べれば比較的毒性が低い大麻を合法化して、ハードドラッグに手を出す人の数を減らそうとする目論見もあります。

大麻が危険と言われている本当の理由

このように、嗜好目的で大麻が合法化されている国と日本とでは、置かれている状況が大きく異なります。

それを踏まえた上で、国内で大麻に手を出すリスクとして、大麻それ自体よりも、それを取り巻く環境に大きな危険性があると言えます。

まず第一に、国内で大麻を入手・所持・栽培することは違法であり、発覚した場合には検挙の対象となり、懲役刑を課される場合があります。

また、大麻の違法取引によって犯罪者(密売者)との関わりが出来ること、もしくは闇市場で違法取引されている大麻には安全性が保障されない点が挙げられます。

実際、違法取引されている大麻には、効果を水増しするために何らかの化学物質が吹き付けられている可能性があり、それによって大麻以外の毒性を引き起こす可能性があります。

大麻の依存度はどれくらいある?

大麻に関して最も誤解されやすいのが、その依存性です。一般的に、大麻を一度でも使用しただけで中毒になる、もしくは使用をやめると気分の落ち込みやうつなどの原因になる、といった風説が定着しています。

もちろん、大麻といっても依存性が全く無い訳ではなく、大量の大麻を乱用すると精神的に依存し、学習能力や気力の低下、気分の落ち込みなどを伴います。

また、大麻の依存性や毒性が国内で誤解されやすい理由として、これらの風説の出どころが麻薬中毒者の証言に基づいていることが多いと考えられます。

大抵、麻薬中毒者は大麻以外のドラッグも使用している場合が多く、このため大麻の作用と他のドラッグのそれとを混同しているか、もしくは罪を減刑するために大麻の作用を誇張して証言している可能性などが考えられます。

大麻の依存度

大麻の依存性について詳しく知る際、依存自体について簡単に知る必要があります。依存には大きく2種類あり、身体的依存と精神的依存があります。

身体的依存とは、特定の物質に身体が依存した状態のことで、その物質が身体から抜けるとイライラや倦怠感、眠気などの症状が現れます。下記で説明しますが、タバコに含まれるニコチンなどは高い身体的依存性を持つ物質として知られています。

一方の精神的依存とは、例えばギャンブルやゲーム、買い物などの主に行為への依存を指し、やめると不快感や不安、気力低下や感情喪失などの症状が現れます。

大麻には身体的依存性はなく、使用を中止してもイライラなどの離脱症状は起きません。しかし、精神的依存性は大麻にもあり、長期間にわたって大量の大麻を常用した人がいきなり大麻をやめると、上記で述べたような学習能力や気力の低下などが起きる場合があります。

このため、大麻が違法な国で、求めれば好きなだけ大麻を手に入れられる環境にあると、こうした大麻乱用に陥るリスクがあります。しかし、大麻が公的に管理された地域で適量の大麻を使用する限り、こうした症状に陥るリスクは低いと言えます。

大麻の依存度とタバコの依存度を比較

大麻の依存性の度合いは、他のドラッグと比較すると分かりやすいでしょう。比較対象として最適なのがタバコで、それの依存性と大麻とを比べた際、大麻のほうが遥かに依存性が低いと主張する声があります。

例えば、全米アカデミー科学研究所が1999年に行った調査では、タバコ、ヘロイン、コカイン、アルコール、大麻などのドラッグを分類し、調査対象の人のうち依存した人の割合を示していますが、タバコの身体的依存性が32%であるのに対して、大麻のそれは9%です。

また、GCDP(世界薬物政策委員会)が2019年に発表した報告書「向精神作用物質の分類:科学が置き去りにされた時」では、タバコの受動喫煙による周囲への害や、子供の呼吸器への悪影響を挙げた上で、タバコの毒性が大麻よりも高いと述べています。

タバコの依存度はどれくらい?

タバコに含まれるニコチンには、脳内の中枢神経を興奮させる作用があります。神経伝達物質のドーパミンを放出させると共に、神経が興奮状態の時には鎮静効果をもたらします。

しかし、ニコチンの作用時間は極めて短く、30分程度で効果が途切れるため次の一本が欲しくなり、このため反復的な使用から依存しやすい特徴があります。

また、ニコチンへの耐性は形成が極めて速く、未喫煙者が数本吸っただけで耐性ができます。ニコチンには離脱症状が伴い、タバコへの欲求やイライラ、焦燥感、不安、緊張、集中力の低下、抑うつなどの症状が現れます。

大麻の依存とお酒(アルコール)の依存度を比較

この他、大麻との比較対象としてよく挙げられるのがアルコールです。

元米大統領のバラク・オバマ氏は、若い頃大麻を喫煙していたことで知られていますが、同氏はThe New Yorkerのインタビューにて「大麻の吸引は健康的な行為だとは思わないが、個人レベルで与える影響においては、アルコール程危険ではない」と述べています。

こうした発言を裏付ける研究として挙げられるのが、コロンビア大学が2011年に行った調査です。調査対象となった人のうち、アルコール使用者の中で依存に陥った人の割合が22.7%であったのに対して、大麻使用者のそれは8.9%と約2.5倍の差があります。

お酒(アルコール)の依存度はどれくらい?

「酒は百薬の長」と言いますが、アルコールも大量に摂取すると様々な悪影響が生じます。

その主な例がアルコール依存で、長期間に渡る大量のアルコール摂取は依存の原因になり、アルコール依存が悪化すると時間や場所を問わずにお酒が飲みたくなります。

また、重度のアルコール依存は精神面・身体面にも悪影響があり、仕事や私生活にも支障が出る他、不眠や頭痛、下痢、発汗、イライラ、動悸、吐き気、神経過敏などの様々な離脱症状が伴います。

WHO(世界保健機構)の調査によると、2016年にアルコールが原因で亡くなった人は世界で約300万人、これは病気や事故などの全死因のうち5.3%を占めます。このうち、アルコール中毒で亡くなった人は約15万人いるとのことです。

大麻の依存度とたばこ(ニコチン)の依存度を比較

大麻の違法性や、大麻を取り巻く環境などの外的な要因を除けば、大麻自体の危険性はアルコールやタバコよりも低いという考えが主流になりつつあります。

特にタバコは依存性が高いだけでなく、それが原因で呼吸器系の疾患にかかるリスクが高く、その点では大麻よりも危険性が高いと言えます。

もちろん、大麻を燃焼する際にもタールが発生し、吸引によって少なからず呼吸器にダメージを与えますが、現時点で大麻の摂取によって呼吸器系の疾患を発症したという報告はありません。

たばこ(ニコチン)の依存度はどれくらい?

ニコチンの依存性が極めて高いことは上記でも述べましたが、実際に喫煙者の約7割がニコチン依存症であると言われています。

その中の過半数が禁煙を望んでおり、自身が将来肺がんにかかるリスクを自覚しているにも関わらず、禁煙を継続できずに喫煙を続けているケースが大半です。

普段は殆ど意識しませんが、タバコの煙には数万種類以上もの化学物質が含まれており、一説では4,000種類以上もの成分が含まれていると言われています。

そのうち、有害成分は200種類以上あり、ニコチンやタール、また毒性の強い一酸化炭素なども含まれています。国内で必要なのは大麻合法化よりも、まず喫煙者に対するより効果的な処置かもしれません。

最後に

本記事でお伝えしたことをポイントにまとめてみます。
・国内では大麻について誤解・誇張された情報が定着している。
・大麻の依存性は特に誤解されやすく、強い依存性があると言われている。
・大麻には精神的依存性はあるが、身体的依存性はない。
・複数の研究で、大麻はタバコやアルコールよりも危険性が低いと主張している。
・タバコやアルコールは病気や依存症、死因にもなり得る。

日本で合法なタバコやアルコールも、適量を弁えなければ様々な悪影響の元になります。勿論、大麻も毒性がゼロではありませんが、適切に使えば医療目的やリラックス効果などにおいて多くのメリットを享受できます。

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