大麻由来の成分である「CBD」が、最近になって国内でも話題になっています。
主にオイルやリキッド、カプセルなどの様々な種類で摂取できるサプリメントですが、摂取するとストレス解消から病気予防まで、幅広い効果があります。
そして、CBDが効能をもたらす症状として、女性の生理が挙げられます。生理中はイライラしたり、生理痛や胸の痛み、頭痛や肌荒れなどの様々な症状によって、多くの女性が悩まされています。
ですが、CBDにはこうした生理中の症状を緩和する働きがあり、摂取しても副作用や中毒性がないため、高い効果がありつつも安全に使えます。
CBDって聞いたことあるけど何?
CBDはごく最近になって話題になり始めたため、まだ知名度がそこまで高くありません。
このため、CBDというと何やら怪しげなイメージがあるかもしれませんが、摂取しても悪影響を及ぼさず、植物由来の成分なので安全性が高いのが特徴です。
正式名称は「カンナビジオール」といい、大麻草から抽出される有効成分の一つです。
大麻というと麻薬というイメージがありますが、CBDは日本でも合法なので、摂取しても違法ではありません。
大麻由来の有効成分「CBD」
日本では大麻は違法ですが、どうして大麻から抽出されるCBDが合法なのでしょうか。
基本的に、日本で大麻を規制する法律「大麻取締法」では、大麻草のうちつぼみと葉、根っこの部分を禁止していますが、それ以外の茎と種は規制していません。
そして、CBDは主に大麻草の茎の部分から抽出されるため、日本でも合法です。また、摂取しても麻薬のような向精神作用はなく、高揚感や五感が鋭敏になるなどの「ハイ」になることはありません。
ちなみに、大麻草には60種類以上もの成分が含まれており、これらは「カンナビノイド」という総称で呼ばれています。
CBDは人体に影響する主要カンナビノイドの一つで、大麻草のうち約40%を占めています。そして、もう一つの主要成分が「THC(テトラヒドロカンナビノール)」というもので、これは摂取した人をハイにさせる作用があります。
CBDオイルは様々な症状に効くと注目
CBDとTHCは別物であるため、CBDは時と場所を選ばずに問題なく摂取できます。
そして、CBDは摂取した人の状態に応じて異なる効果をもたらし、例えば寝る前にCBDオイルを飲むとぐっすり眠れる、緊張時にはリラックス感を、心身がだるい時には気分をスッキリさせるなどの様々な効果があります。
多くの研究では、CBDが様々な病気に効くことが分かっており、例えばうつ病、アルツハイマー、パーキンソン、統合失調症、がん、気管支喘息、アトピーなどの様々な症例を緩和する効果があります。
このため、海外ではCBDを医薬品として処方している国もあり、化学薬品のような強い副作用や中毒性のない画期的な成分として注目されています。
近年、世界各国で医療目的などで大麻が合法化されており、日本でも話題になる機会が増えています。 日本では大麻は違法薬物ですが、大麻草に含まれる「CBD」という成分は日本でも合法で、CBDを用いたオイルなど様々なサプリメントが発売されています[…]
CBDオイルは生理痛に効く?
こうした、CBDオイルが緩和効果をもつ症例の一つに、女性の生理痛が挙げられます。
生理時には様々な症状が伴い、生理痛や胸の痛み、腰痛、イライラ、便秘、下痢などの多くの症状が出ます。
これらの症状は一般的に「月経前症候群(PMS)」といい、中でも生理痛は仕事や学業などの日常生活に支障をもたらす場合があります。
大麻は数千年もの間、薬草として世界中で使用されてきた歴史があり、大麻の抗炎症作用が生理痛を緩和することが実証されています。
例えば、イギリスのヴィクトリア女王は生理痛の緩和に大麻を用いたチンキを使用しており、彼女の主治医は「ランセット」という医学雑誌で「純粋な状態で、使い方さえ間違えなければ、大麻は人類にとって最も価値ある薬の一つだ」と述べています。
こうした抗炎症作用は、大麻成分であるCBDも有しており、生理痛をはじめ様々な種類の痛み止めに効果があることが分かっています。
CBDオイルは頭痛にも効く
CBDオイルの鎮痛効果は、生理中の頭痛にも効果があるようです。
月経前にはエストロゲン(卵胞ホルモン)という女性ホルモンの分泌が減りやすく、それによって脳内のセロトニンが減少します。セロトニンは血管の収縮を司ったり、痛みを抑える作用があるため、これが減少することで痛みに敏感になり、頭痛が起きると言われています。
ある研究によると、生理中の頭痛に悩まされていた121人のうち、大麻を使用したことで85%の患者の頭痛が緩和されています。
生理中の頭痛とCBDとの関連性を調べた研究はまだ殆ど手付かずですが、CBDには偏頭痛や二日酔い時の頭痛など、様々な頭痛を緩和する作用があることが分かっています。
TwitterでもCBDによって頭痛が治ったという声が多くあり、「痛みが緩和された」「頭痛の頻度が下がった」「偏頭痛持ちの人にはCBDオイルを強くオススメします」などの声が挙がっています。
CBDオイルは生理前の肌荒れにも効く
また、CBDオイルには美肌効果もあり、肌荒れやかゆみ対策としても有効です。
生理中は肌荒れしやすく、普段使っているスキンケアが合わなくなる、という経験のある方は多いと思います。
CBDオイルには肌を整えて引き締める効果があるため、生理中の肌荒れ対策だけでなく、普段使いとしてアンチエイジング効果もあります。
また、CBDオイルには炎症防止効果もあるため、生理中の肌のかゆみやかぶれ対策としても役立ち、海外ではCBDオイルがアトピーの症状を緩和した例も報告もされています。
現在では、肌に塗って皮膚からCBDを吸収できるクリームタイプのCBD製品も発売されており、オイルなどの飲むタイプのCBDオイルと併せるとなお効果的です。
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CBDオイルは生理時に感じる乳房の痛みを緩和する
生理時には乳房が痛みやすく、他にも胸が重い、締め付けられる、燃えるような感覚などが挙げられます。
CBDオイルの痛み止め効果は生理中の乳房や腰の痛みにも効き、CBDオイルを摂取してこれらの症状を緩和できたという声が挙がっています。
大麻が持つ抗炎症作用は、生理中に起きる様々な痛み止めとしても効果があり、ハリウッド女優のウーピー・ゴールドバーグは生理痛を抑えるために大麻を使用しています。
また、女性向けの医療大麻商品ブランドも立ち上げています。
CBDオイルは胃腸の刺激も緩和する
生理中だけでなく、多くの女性が日常的に抱えやすい症状が、便秘です。
生理中は特に便秘になりやすく、これはプロゲステロン(黄体ホルモン)という女性ホルモンの分泌が増えるためです。プロゲステロンは妊娠しやすい状態を維持する作用がある一方で、腸の働きを鈍らせるため、特に生理前の期間は便秘になりやすくなります。
CBDオイルには胃腸の働きを改善する効果があるため、便秘薬としても機能します。ある女性は慢性的な便秘に悩んでおり、数日間お通じがないことが日常的だったといいます。
ですが、CBDオイルを摂取し始めてから3日ほど経つと、1日に2回はスムーズな便通になったと述べています。
CBDオイルはイライラを安定させる効果がある
この他、生理前の典型的な症状として、イライラやうつ状態が挙げられます。
生理中には、時には自己コントロールが難しくなるほどイライラが溜まることがあり、そのせいで周囲とのトラブルになることもあります。
CBDオイルは摂取する人の状態に応じて機能するため、メンタルが不安定な人にはリラックス効果をもたらします。このため、生理中のイライラを解消するには最適です。
生理中だけでなく、仕事やプライベートでストレスや疲労を溜めた時にもCBDは有効で、その効能によって精神が落ち着き、集中しやすい状態を保ちやすくなります。
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まとめ
健康増進や、様々な病気の治療に役立つ成分として、大麻由来のCBDオイルが注目されています。
CBDオイルは頭痛や便秘などの身近な病気にも効果があり、特に生理中の女性にとっては画期的な治療薬として機能します。
胸の痛みや頭痛、イライラやストレス、肌荒れなど生理中には多くの症状が出るため、日常生活に支障をきたす方も少なくありません。
オイルやリキッドなどを通して手軽に摂取できるCBDオイルによって、これらの症状が大きく緩和された例もあり、特に生理中の女性にとってCBDは大きな味方になりそうです。